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オートフィルの機能を知ろう

この章ではオートフィルについて説明します。
オートフィルは連続するデータを入力するときや同じ文字を入力するときに使われます。
先ほど「2011年生産表」と書きましたが、次はA3から下に1月から12月までの月を記述していきます。
12月までの月を1つずつ書いていくのは手間がかかります。
しかし、エクセルにはオートフィルと言う機能が付いていますので、一つのセルに1月と書けば「そのセル」から「ドラッグしたセル」までの月を自動で書き足してくれます。
では設定がオートフィルを使える状態になっているかを確認してみましょう。
アクティブセルの右下が次のように「黒い正方形」になっているのかを確認してください。9 これが付いていないとオートフィル機能は使えません。
次の図はオートフィルが使えない状態です。9 オートフィルが使えない場合はオートフィルの設定をONにしないといけません。
ONにする方法は初めに「ファイル」タブから「オプション」を選択してください。9 「オプション」をクリックすると次のメニューが開きますので、その中の「詳細設定」をクリックします。
その中から赤枠で囲まれている「フィルハンドルおよびセルのドラッグアンドドロップを使用する」にチェックを入れ、「OK」を押します。
これでオートフィルの設定は完了です。9 ではA3をアクティブセルにして、「1月」と書いてください。9 数字の箇所は半角でも全角でも構いません。
書き終わりましたらエンターキーで確定してください。
その後に上の図の赤枠の箇所にカーソルを合わせます。
合わせますと「+」という形状に変わるので、変わったのを確認してからA14までドラッグします。
ドラッグしますと次のように12月まで自動で入力されます。9 ドラッグする数を間違えた場合(次の例のようにA15までドラッグして1月まで表示させてしまった場合)は次の図のように右端にカーソルを合わせてA14までドラッグします。
これでA15の文字は消えます。9 次はオートフィル機能を使ってドラッグした後に、次の赤枠で囲まれた記号が現れますが、これをオートフィルオプションといいます。
オートフィルオプションとはオートフィルをどのように表示するのかを決めるための機能です。9 オートフィルオプションをクリックすると次のメニューが現れます。9 「連続データ」がデフォルト(あらかじめ決まっているもの)になっています。
この「連続データ」は書式もコピーされてしまうので、書式をコピーしたくない時には「書式なしコピー」を選択します。
例えば「連続データ」では「1月」を赤字にしてから、オートフィル機能を使ってA14までドラッグするとすべて赤字になります。
「書式なしコピー」では「1月」のみが赤になります。
文字を赤字にする方法は文字を9のようにドラッグしてから次の赤枠をクリックします。
この機能は「ホーム」タブのフォントグループの中にあります。9 クリックしますとカラーパネルが表示されるので、好きな色を選択します。9 オートフィルオプションの「連続データ」の結果は以下の通りです。9 オートフィルオプションの「書式なしコピー」の結果は以下の通りです。
この場合、「赤」という書式は引き継ぐことはありません。9 前の例では「月」だけを実行しましたが、時間や曜日などもオートフィル機能を使うことが出来ます。9 先頭に「月」「7:00」だけを書いて、後は先ほど説明した手順でオートフィル機能を使ってドラッグをします。
時間の間隔はデフォルトですと1時間です。
15分や30分単位で書く場合は1つ工程が増えますので、次で説明します。
ここでは15分単位でオートフィルを行います。
B3とB4にそれぞれ「7:00」「7:15」と書いてください。9 次に以下の図のようにB4をクリックします。
この時9と言う記号が現れますので、それをドラッグしたままB3まで持ってきてください。9 A3までドラッグしますと次のようにA3とA4が囲まれます。9 次はいつもの手順でB4の右下端にカーソルを合わせて、下までドラッグします。9 結果は次の通りです。9 次は数字をオートフィルで順番通りに並べます。
商品番号は「0001」と言う形式で並べられていることが多いですが、セルに「0001」と入力しても「1」に変換されて入力されてしまいます。9 これを「0001」と入力するためには設定が必要です。
入力したいセルをアクティブセルにしてから、右クリックしますと次のメニューが表示されますので、その中から「セルの書式設定」をクリックしてください。9 「セルの書式設定」をクリックしますと次のダイアログボックスが開きますので「ユーザー定義」を選択して、「種類」の欄に使用したい桁数だけ「0」を記述しましたらOKを押してください。9 OKを押した後に実際に「0001」と書くと「1」とならないで「0001」と書くことが出来ます。9 後はA9までオートフィル機能を使っていただくと次のようになりますので「連続データ」に印をつけてください。9 結果は以下の通りです。9

ではただの文字の場合、オートフィルを使用するとどうなるでしょうか。
結果は次のように同じ文字が入力されます。9

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文字や数字を入力してみよう

この章では文字や数字を入力する方法について説明します。
どこかのセルをクリックすると黒い枠が現れますが、この状態を「アクティブセル」と言います。9 アクティブセルを動かす方法は5つあります。
①キーボードの上下左右のキーで動かす。
② Tabキーを押して、押した数だけ右方向の列に移動させる。
左方向に戻る場合はShiftキーを押しながら、Tabキーを戻りたい数だけクリックします。
③今いるアクティブセルから下の行に移るためにはエンターキーを押します。
上の行に移るにはShiftキーを押しながらエンターキーを押します。
④もう1つの方法は以下のバーに直接、セル番号を入力します。
入力しますとその入力したセル番号の箇所にアクティブセルが移ります。9 ⑤マウスで希望のセルを直接クリックする。
アクティブセルの動かし方が分かりましたので、実際にアクティブセルに文字や数字を使用して「生産表」を書いていきます。
初めにA1をクリックして、アクティブセルにしてください。
そして、A1に「2011年生産表」と、書いてください。9 アクティブセルに何か記述しますと数式バーにその書いた内容が表示されます。
文字を書きましたら、エンターキーを押して確定してください。
セルの中では文字は左寄りになり、数字は右寄りになります。9 「2011年生産表」という文字は1つのセルの中だけでは書ききれませんが、このようなときには右のセルB1に文字がはみ出ます。
しかしB1に何か文字などを書くと、はみ出た文字は次の図のように隠れてしまいます。
A1の文字は隠れているだけで消えているわけではありません。9 文字や数字を書き間違えた場合は、初めにアクティブセルをダブルクリックしてください。
クリックしますと次のようになりますので、訂正したい箇所の前にカーソルを置いて消したい数だけBackspaceキーを押してください。9 セルの中身をすべて一気に消したい場合はダブルクリックではなく、一度だけクリックしてから(アクティブセルにするということです)、BackspaceキーもしくはDeleteキーを押しますと、すべて一気に消えます。
もう一つのデータを消す方法は「ホーム」タブの中の「編集」グループの中の次の赤枠の「クリア」を使用します。9 初めに消したい箇所をクリックしてアクティブセルにしてください。
次に9をクリックしますと次のメニューが開きますので、その中から「すべてクリア」もしくは「数式と値のクリア」をクリックします。9 次は複数行を削除する方法です。
セルの中にカーソルを置きますと次のような形状にカーソルが変わりますので、このまま削除したい箇所までドラッグします。9 ドラッグしますと青く塗られますので、Deleteキーを押すか、もしくは先ほどの「クリア」のメニューの中の「すべてクリア」「数式と値のクリア」をクリックします。9